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【提案事例】日用品・医薬品メーカー様向け|Q&Aサイトのシステムリプレイス提案

日用品・医薬品メーカー様向けに、お客様向けQ&A(よくあるご質問)サイトのシステムリプレイスをご提案しました。

 

Perl CGIで構築された既存プログラムを、PHPへ移行する内容です。現行仕様を変更しないことを前提に、対象範囲と見積根拠を画面・処理単位で明示しています。

 

INDEX

クライアント企業について

 

日用品・医薬品を幅広く手がけるメーカーです。お客様向けのQ&Aサイトを長年運用しており、以下の要素で構成されています。

  • よくあるご質問の掲載・検索
  • 掲載内容を更新する管理機能
  • 定期的に稼働するバッチ処理

 

現在もサイトは稼働していますが、構築当時の技術のまま年月が経過していたため「現行の標準的な仕組みへ載せ替えたい」というご要望をいただきました。


プロジェクト概要:システムリプレイスが求められた背景と課題

 

課題1:ユーザー(表側)の視点

  • Perl CGIのままでは、サーバー環境の更新やセキュリティ対応が難しくなる
  • 対応できる技術者が減少しており、障害発生時の復旧に時間がかかる
  • サイトを改善する際に、対応できる人材を確保しにくい

表示上は問題なく稼働していますが、保守できる体制を維持できない状態に近づいていました。

 

課題2:運営側(裏側)の視点

  • 移行によって既存機能が欠落するリスク
  • 裏側で稼働している処理の把握漏れ
  • 対象範囲と追加費用の境界が不明確なまま進むリスク
  • 移行と改善を同時に行うことによる失敗リスク

 

新規開発ではなく、既存機能を過不足なく別の基盤へ移す作業が中心となる案件です。


提案のポイント

 

1. 現行仕様を変更しない前提での移行

  • 現行の仕様を変更せず、Perl CGIからPHPプログラムへ移行する方針
  • 移行と改善を同時に行わず、不具合の原因を切り分けられる状態を維持
  • 判定基準を「以前と同じ動きをするか」に限定し、テスト基準を明確化
  • 機能改善は次フェーズに切り分け、期間と費用の見通しを確保

 

基盤の移行と機能改善を分けることで、移行時のリスクとコストの見通しを立てやすくしています。

 

2. バッチ処理を対象範囲に含める

  • QAサイト改修(330万円)とは別に、バッチ処理改修を80万円で独立計上

※バッチ処理=人が操作しない時間帯にシステムが自動実行する処理(夜間のデータ集計、定時のファイル取り込み、定期的な情報更新など)

  • 画面には表示されないが、停止すると業務に影響する領域
  • 別紙の見積根拠シートで、管理機能を含む画面とバッチ処理を個別に列挙

 

移行対象を画面のみで数えると漏れる領域まで対象範囲に含め、見積根拠として明記しました。

 

3. 対象範囲・成果物の明文化

 

見積書には、認識のズレが生じやすい論点を記載しています。

  • 対象範囲:別紙見積根拠シートに記載した画面・バッチ処理が対象。対象外の機能が判明した場合は別途再見積もり
  • 成果物:ソースコードのみを想定(設計書・テスト仕様書等の資料は含まない)

 

成果物をソースコードのみと明記することで、設計書やテスト仕様書が必要な場合の追加工数と、不要な場合の費用を切り分けられます。


提案規模・想定内容

 

  • 規模:中規模

  • 予算:約514万円


使用技術・ツール

 

  • Perl CGI(移行元。Webページを動的に生成する旧来の方式)
  • PHP(移行先。現在のWeb開発で標準的に使われる言語)
  • バッチ処理(人が操作しない時間帯に自動実行される定期処理)
  • 検証用・本番用のサーバー環境構築

プロジェクトで担当した役割

 

  • 現行システムの機能・画面の洗い出し
  • バッチ処理を含む移行対象範囲の特定
  • 見積根拠シート(画面・処理単位)の作成
  • 移行方針の策定(現行仕様を変更しない前提の整理)
  • スケジュール・支払い条件・成果物範囲の整理
  • 概算見積の作成

 

対象範囲を画面・処理単位で確認できる状態にすることを優先し、移行時のリスクを事前に整理しました。


おわりに

 

レガシーシステムのリプレイスは、既存機能を欠落なく移すことが要件になります。

そのため、対象範囲の特定と、移行と改善の切り分けが前提となります。

今回の提案では、現行仕様を変更しない前提でテスト基準を明確にし、画面に加えてバッチ処理を対象範囲に含め、成果物と支払い条件を事前に明文化しました。

blueでは、稼働中のシステムの刷新について、対象範囲の整理から設計段階までご提案します。

古いシステムの移行を検討されている方は、ぜひ一度blueにご相談ください。


 

執筆・編集:blue広報チーム



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